レコーディングブログ
Recording Blog

レコーディングブログ

2016年11月1日

モニタースピーカーについて 2

先月はモニタースピーカーについてのざっくりとした私見を書かせていただきました。

弊社のような商業スタジオでは、早朝だろうが真夜中だろうが時間を問わず

大音量でミックス作業を行えますが、自宅スタジオではなかなかそういう訳にも行かないと思います。

 

自宅スタジオでも大容量のモニタースピーカーが置いてあるのをたまに見ますが、ちゃんと鳴らせているのかな?と思います。各メーカーが出しているフラッグシップモデルのスピーカーは、いずれもスタジオで使う事を想定して作られていますので、ある程度の音量を出さなくてはその性能をフルに発揮出来ません。

 

かくいう筆者も、最近自宅の作業部屋からスピーカーを撤去してしまいました。

ちゃんとした状態で鳴らせないモニタースピーカーを使うと余計な仕事が

増えるだけだと思ったからです。

もっぱら今のモニター環境はこれです。

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2016年10月1日

モニタースピーカーについて 1

スタジオミックスにおいて一番大事な機材、それはやはりモニタースピーカーだと思います。

どんな高級なアウトボードだろうが最新のプラグインだろうが、全てはモニタースピーカーを通って善し悪しを

判断される訳ですから、極めて重要な部分です。

とは言え、全てのリスナーと同じ環境を再現出来る訳はありませんので、

最後は「このスピーカーでこう聴こえているから大丈夫だろう」という経験予測の範囲を超える事はできませんが。

 

自身の経験で言うと、モニタースピーカーの周波数特性がフラットかどうかというのは、あまり意味がないような気がします。

ミックス時にあまりにも高域や低域に周波数の枠を広げ過ぎると、リスニング環境に左右されやすい音源になってしまうからです。

それより、ナローレンジでも良いので音の前後感が解りやすいスピーカーの方が、仕事をする上では楽です。

そういう意味では、長年スモールモニターの代名詞的な存在だったYAMAHA NS-10Mは、正にそういうスピーカーではないかな、と思います。

 

 

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2016年08月1日

クラシックコンサート ライブレコーディング

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先日、金沢大学フィルハーモニー管弦楽団 第41回サマーコンサートのライブ録音に伺いました。

バンドレコーディングの経験はあっても、クラシックコンサートの録音経験が有る方

というのはなかなかいらっしゃらないんじゃないでしょうか?

基本的にオーケストラというのはアコースティックバランスで既に完成している(していなければならない)物なので、

天井から吊るした、いわゆる三点吊りマイクで収録したものが録音の軸になります。

それプラス、客席天井から立ち下ろしたアンビエンスマイクでホールの残響を収録、

さらに個々の楽器近くに設置したブーストマイクで音量の弱い部分を補強します。

立てるマイクはよほどの理由が無い限り、ほとんどコンデンサマイクです。

しかも前述の通り、原音を忠実に再現しなければならない為、やはり価格的に高価なマイクを使用する事になります。

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気を付けなくてはいけないのは、天井から吊るした三点吊りマイクと楽器近くにマイキングしたブーストマイクでは、

音源(楽器)からの距離がだいぶ違うという点です。
違和感が出ない様、ブーストマイクはステレオマイクと定位を合わせ、ホールリバーブを掛けて空間を慣らしつつ、楽器の芯を立たせます。

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最近はメーター類もすべてプラグインを使用していますので、省スペース化、セットアップの簡略化に一役買っています。

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シンプルに長机1本に収まっていますが、見えないところでは色々なデジタル機器達が動いているんですね。

ちなみに今回の収録では、吊りマイクにバランスの良い音がちゃんと入ってきましたので、ブーストマイクを使用したのはほんの少しでした。

金沢大学フィルハーモニー管弦楽団の皆さん、本当にありがとうございました。

2016年07月1日

マスタリングについて

IMG_1957音源制作に於ける、マスタリングという工程を始めて知ったのは、確か90年代の半ばぐらいだったと思います。

マスターを作る、、マスタリング、、「それってもうプレス工場の仕事じゃん」と最初思いました。

でも海外では、マスタリング専門のスタジオがあって、有名エンジニアが手掛けるCDはやっぱり迫力が全然違っていて、

一体どうやったらこんな音圧が出せるのかと不思議でした。

その後、プラグインソフトの発達のお陰で誰でもマスタリングが可能になり、アマチュアの方の音源でもそれなりの音圧を

入れたCDを耳にする機会が増えていきました。

中には、上がらない音圧を無理矢理上げようとして、なんか可哀想な事になっている音源もありますが、。

個人的には、小さい音の部分もあった方が、より音楽的だと思いますけどねえ。

扱う音源によってマスタリングのアプローチは全然変わってくるので、こうすれば完璧、というのは実はないんですが、

敢えて言えば、一気にレベルを稼ごうとせず、色々なプラグインを使ってちょっとづつ上げていくといい結果が出せる

かもしれません。

2016年06月1日

アナログのアウトボードを使ったミックス

先日、レコーディング済みの素材持込で、ミックスのみ弊社で行うという依頼を受けました。

PCの進歩のおかげで、自宅でレコーディングやミックスが簡単に出来るようになって久しいですが、

それでもちゃんとしたモニター環境でプロが行うミックスは、やっぱり仕上がりが全然違います。

今回受け取った音源は、ピアノとボーカルをメインとした、ちょっと大人な音楽で、

素の状態でも決して悪い音ではありませんでした。有るべき周波数帯はしっかりと有ってくれて、ホッとしたくらいです。

ボーカルはインターフェース直刺し、ピアノはDAW付属のソフト音源を使用した打ち込みのサウンドです。

打ち込みのピアノ音源はサンプル容量等の関係でやはり生ピアノには敵いませんが、アナログのアウトボードを使ったちょ

っとした工夫で、一つ前に出る音色を作る事が可能です。

今回は各パートに異なるプリアンプを4つ通して、好みの音に変化した物をチョイスして、その後プラグインで細かい所を

詰めていきました。

通したのは、MACKIE、Focusrite、昔のBEHRINGER、AMEK、の4種類。価格でいったら絶対AMEKなんですが、

1番採用率が高かったのはなんとBEHRINGERでした。音色っていうのはホント好みなので、出音を聴いてみるまで

わかんないですね。

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2016年05月6日

4/30 よさこいサークル レコーディング

4/30(土)、金沢大学のよさこいサークル”彩”(いろどり)さんのレコーディングを弊社スタジオにて行わせていただきました。

限られた時間の中で、少しでも良い作品を作ろうという若さ溢れる一生懸命な姿勢は、やはりいいものだと思うレコーディングでした。

今回のような大人数のボーカルレコーディングの場合は、3本のマイクの間にアイソレーション用のパテーションボードを立てて、なるべくカブリを抑えられるように工夫しました。その効果は十分に出ていると思います。IMG_5200 IMG_5203 IMG_5208 IMG_5213 IMG_5218 IMG_5225 IMG_5226 IMG_5229

2016年05月1日

4/27 Roland 新製品展示会 開催

4/27(水)、弊社スタジオにて株式会社Roland様による、新製品の展示会が行われました。

大都市で行われる大きな展示会にはなかなか行けない、なかなかじっくり現物を見られない、説明を聞けないといった

ご要望にお答え出来る内容の濃い展示会だったと思います。

近隣の関係業者様にもたくさんおいでいただきました。誠にありがとうございました。IMG_4964 IMG_4976 IMG_4981

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