レコーディングブログ
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2016年10月1日

モニタースピーカーについて 1

スタジオミックスにおいて一番大事な機材、それはやはりモニタースピーカーだと思います。

どんな高級なアウトボードだろうが最新のプラグインだろうが、全てはモニタースピーカーを通って善し悪しを

判断される訳ですから、極めて重要な部分です。

とは言え、全てのリスナーと同じ環境を再現出来る訳はありませんので、

最後は「このスピーカーでこう聴こえているから大丈夫だろう」という経験予測の範囲を超える事はできませんが。

 

自身の経験で言うと、モニタースピーカーの周波数特性がフラットかどうかというのは、あまり意味がないような気がします。

ミックス時にあまりにも高域や低域に周波数の枠を広げ過ぎると、リスニング環境に左右されやすい音源になってしまうからです。

それより、ナローレンジでも良いので音の前後感が解りやすいスピーカーの方が、仕事をする上では楽です。

そういう意味では、長年スモールモニターの代名詞的な存在だったYAMAHA NS-10Mは、正にそういうスピーカーではないかな、と思います。

 

 

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